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企業ポスドクの探し方、応募し方

博士号取得者がポスドクのポジションに進む際、ほとんどの人がアカデミア(大学院等の教育機関)を選びますが、企業でポスドクをするという選択肢もあります。企業ポスドクはアカデミアに比べて募集人数は格段に少なく、待遇も良いため競争率が高いようです。

 

参考:企業ポスドクをする利点

このページでは、企業でのポスドクをどのように探すと良いのか、またその応募の仕方を簡単にまとめます。


 

1. 探し方

i) ポスドクプログラムのある企業を探す

企業の中には、”Potdoctoral Research Follow Program"といった名前のポスドクプログラムが確立しているところがあります。

 

そういった企業の有名どころとしては:

  • Genentech

  • Novartis Institutes for BioMedical Research, Inc.

  • AMGEN

  • Biogen IDEC

  • Serono

  • Millennium

  • Genzyme

  • Chiron

  • Gilead

  • Abbott

  • AstraZeneca

  • Aventis

  • Eli Lilly

  • Roche

  • Johnson & Johnson

  • Novartis

  • Pfizer

  • Wyeth

等が挙げられ、医療・製薬系の会社に良く見られる印象です。

参考:Consider post-doctoral training in industry by Nature Biotechnology

 

企業がポスドクプログラムを持っているかどうかは、一般の仕事を探す時と同様に企業のウェブサイトの”Career”から見つけることができ、企業の中にはCareerセクションの中に”Postdoctoral Program”や”Students/Graduates”といったセクションを見つけることができます。

 

ii) 求職情報検索サイトから見つける

IndeedやLinkedIn等の求職情報検索サイトからも企業ポスドクを見つけることもできます。

“Industrial Postdoc”等で検索すると、ポスドクを募集している企業を見つかります。

参考:仕事の探し方

iii) ジャーナルウェブサイトから探す

自分の専門の分野で有名なジャーナルのウェブサイトから探すのも一つの手です。

例えばAmerican Association for the Advancement of ScienceのウェブサイトにあるSearch Jobs セクションで、”Industrial Postdoc” というキーワードで検索してみると良いでしょう。
 

iv) ネットワーク(コネクション)から探す

知り合いの先生や学会で出会った企業の人から探すのも一つの手です。

大学院在籍中に出会った人から紹介してもらうと、掲載されていないポスドクの機会を紹介してもらえたり、会社にとって良い人材だと思われればポスドクのポジションを作ってもらえたりするようです

 

参考:Industrial postdocs: The road less traveled by AAAS Science

こちらの実際に企業ポスドクに応募し合格した人の体験談が書かれたAmerican Society for Microbiologyのブログも参考になります4 Tips for Getting an Industry Postdoc


 

2. 応募の仕方

一般的に必要は書類は、CVやRefernece(推薦状)、Statement(志願理由等)が必要となります。

しかし企業ポスドクの採用過程は、企業によって選考の長さや必要書類、重視される項目…等あらゆる点において異なります。また、1年に1回だけ採用をする企業もあれば、必要に応じて(例:進めるべきプロジェクトがあるとき)募集するところもあります。

ポスドクではない企業のポジションに応募する際と同様に、企業によって自身の経験やスキルがどのように役に立つのか、いかに企業の必要とする人材とマッチしているのか、まだ足りないスキルがあるのであれば、自分がいかに新しいスキルを学ぶ事が出来るのか…といったことをCVやStatementからわかるように書く必要があります。

 

参考:CVを作り方

参考:Job descriptionの読み方

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