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​推薦状について

推薦状は合否を決める重要な要素です。基本的には3通が必要であり、今までにお世話になった先生方に依頼します。ここでは、推薦状の執筆者の選定、依頼方法、そして提出方法についてまとめます。

 

1. 執筆者の選定

今所属している研究室の先生や、自分をよく知っている先生に書いてもらうのがいいでしょう。一般的には、その分野で認知度の高い先生からの推薦状ほど強力だと言われてます。交換留学等で他研究室での研究経験がある場合は、滞在先でお世話になった先生に書いてもらうのもいいでしょう。

 

以下に推薦状執筆者の例を記載します。

  • 学部生の時の先生

  • インターンシップ先の先生

  • 交換留学中に受講した講義の先生(大学院で研究したいことと関連した研究をしている)

 

2. 依頼方法

先生方は常に忙しいので、できるだけ早く依頼することが大事です。締め切りの最低2ヶ月前にはお願いしましょう。お願いする際は、CVと成績証明書、そして必要であれば、その先生に関わる仕事において自分がどのような働きをしたか(仕事内容の具体例)を添えてお願いしましょう。海外の先生方は正直に生徒の印象を書くので、常に自分に有利な推薦状を書いてくれるとは限らないことに注意が必要です。もし先生がそのポジティブな推薦状を書いてくれるか不安であれば、直接聞いてみましょう。また、先生方が推薦状のことを忘れることもあるので、締め切りが近くなったらリマインダーを必ず送ってください。

 

推薦状に関しては、このニュースレター(最終頁)が非常に参考になります。この続きも米国大学院学生会のホームページに載っています。

 

3. 提出方法

依頼する先生方のメールアドレスを出願フォームに記入すると、各大学からその先生方に執筆依頼のメールが送られます。そのメールを受け取った先生方が推薦状を送ることで、提出が完了します。出願フォームを記入する際、推薦状の内容を見る権利を放棄する (waiver) かを質問されます。この権利が放棄されてなければ、信頼されていないと感じ気分を害される先生方もいるようなので、必要がない限り放棄することをお勧めします。

 

実例 1 (長谷川)

学部時代の先生, アメリカでのインターンシップ先の先生, それから交換留学中に取った授業の先生に、推薦状をお願いした。3人の内2人の専攻が、希望の専攻とは異なっていたため、最後の一人はその希望の専攻分野の先生にお願いした。この先生の授業では、論文を論理的に批判するエッセイを書いたり、プレゼンテーションをしたため、私の学力等をよく知ってもらうことができ、推薦状も書いてもらいやすかった。この先生から、「正直な意見を書くから、必ずしも良い意見ばかりを書くとは限らない」と言われ、少し怖かったが、結局良い推薦状だったようだ(内容を見ていないから未だわからない)。

推薦状を依頼するタイミングは、志望校が決まった時だった。私は志望校が決まるのがとても遅く、11月〜1月に少しずつ決まったため、本来ならば一度にお願いする方が良いのだろうが、2回に分けてお願いをしてしまった。提出期限を忘れてしまう先生がいたため、締め切りの2週間前くらいにリマインダーを送り、提出後はお礼のメールをした。もちろん合格したら、その旨を一番に伝え、お礼をした。

 

 

実例 2 (種田)

学部時代の先生、交換留学時に受講した授業の先生方2名(ウィスコンシン大学)にお願いした。ウィスコンシン大学の先生方には交換留学中に直接推薦状のお願いをした。交換留学後もその先生方とはできるだけ連絡を取り合い、忘れられないように心掛けた。執筆依頼のメールにはCVやSOPに加え、出願する大学とそれぞれの締切日をまとめたファイルを添付した。各締切日の一週間前には再度リマインダーを送った。提出が終わった際、そして合否発表があった際も各先生方に感謝のメールを送った。

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