コネクションの拡げ方
日本ではコネクションを使った就活や採用がそれほど一般的ではありません。しかしコネクションは、アメリカにおける就活で最も大事なものと言っても過言ではありません。
アメリカでは少なくとも70%の求職が、企業内部の人とコネクションのある人を採用することになり、オンライン等に求職情報として上がって来ないと言われています。 この割合に諸説あるとは言え、まず企業内部の人のコネクションを当たり、該当者がいない場合にオンラインに求職情報をあげるというのは事実だと思われます。
また、オンラインに挙げられている求職情報であっても、内部とコネクションがある候補者が有利に選考が進むことも多いため、コネクションは積極的に利用したいものです。
以下では、具体的にどの様な方法でコネクションを拡げるかについて紹介します。
1. LinkedInで広げる
LinkedInとは、世界最大級のビジネス特化型SNSで、アメリカの就活では必須ツールです。アメリカでの就職を考えている人は、ぜひ以下のページを参照にして、LinkedInを活用してください。
参考:LinkedInの使い方
2. 実際に出会った人から紹介してもらう
アメリカでは、コネクションが大事だとかなり広く認知されており、日本人以上にコネクションを拡げることに抵抗が少ない人が多いです。例えば、パーティーにパートナーや直接関係のない友達を数人連れてきたりと、人の輪を広げることにより寛容であることが感じられます。気になる職に付いている知り合いがいないか、友人や先生、指導教官に気軽に聞いてみましょう。
キャリアフェアに積極的に参加して、企業の人事の方等に実際に会うこともお勧めです。
3. 企業ポスドクから始める
ポスドクとは「ポストドクター」の略で、日本語で博士研究員と訳されるものです。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカではポスドクをアカデミア(大学等の研究機関)ではなく、企業で行うことも選択肢として珍しくありません。
企業でポスドクをすることで、その分野で必要なスキルを得られる他、興味のある業種内でのコネクションがぐっと拡がり、ポスドクの任期を終えた後、正社員として雇用されるチャンスを高めることが出来ます。
企業ポスドクの利点・欠点をまとめた詳細のページはこちらを参考にして下さい:企業ポスドクについて