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日本企業への就活に向けて準備すること

 

ここでは、日本企業での就活を考える大学院生が、就職活動を始める前に準備しておくと良いことについてまとめました。

1. Resume、CVを随時アップデート

日本企業ではエントリーシートの一部として個人の履歴書の提出が必要になります。エントリーシートの形式は決まっていることが多いため、海外の大学院生に必須であるResumeやCVをそのまま用いることはできませんが、記録として留学中に成し遂げたことは逐一Resume等に書いておくようにしましょう。自分の成果はいつでもしっかりとアピールできるように準備しておくことが大切です。

参考:Resumeについて

参考:CVについて

2. 日本人同士の繋がりやコネクションを拡げる

留学中には、社会人留学をしている方や現地在住の日本人の方々と会う機会があると思います。後々にこうしたコネクションが生きてくることも多く、日本での就職を考えている場合は話を聞いてみるのもいいでしょう。

3. 卒業後のキャリアイメージを明確にする

一口に就職といっても、海外と日本、アカデミアと民間、…など、大まかに切り取っても様々な選択肢があります。

指導教官の中には、学生には民間の会社での就職よりもアカデミアに就職をしてほしいと希望する教官も多いので、もし民間の会社での就職(特に日本企業)をはじめから考えているようであれば、研究室を選択する際にその旨もしっかりと伝えましょう。様々な経験をするにつれてキャリアイメージは変わるものですが、学生生活を進めていく上でキャリアゴールを述べることも多いので、自分がどのような道を歩みたいのか、考えながら学生生活を送ると良いでしょう。

 

基本的に日本企業の就活は、卒業見込み時期からかなり早くに就職活動を始めなければなりません(下記参照)。 そのため日本と海外のどちらで就職をするか迷っている場合は、まずは日本企業での就職活動をはじめるのも手です。様々な日本企業の人事の方々と話し企業比較をしてからでも、海外企業での就職やアカデミアでの就職に取り組む時間は十分にあります。

4. 就活時期等についての理解

上述のように日本企業への就活を行う場合、海外企業やアカデミアでの就活よりもかなり早くから就活を始めなくてはなりません。さらに博士課程卒業予定となると、企業の採用活動のタイミングが学部や修士の学生と比べ異なっていることがあるため、事前に自分で調べておきましょう。以下に5月に博士課程を卒業する学生の就職活動時期の一例を載せましたが、企業や卒業時期によっても異なるので注意が必要です。表内のBCFとは、次の項目にあるボストンキャリアフォーラムを指しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

5. 卒業時期の確定

日本企業への就活を始める時期を考える際、そもそも卒業する時期がわかっていなくては就活を始めることができません。

海外の博士課程は3-5年で修了すると見込まれていますが(アメリカのPh.D.課程では5年)、日本の学部生や修士のように通常4年や2年で卒業できるというものではなく、研究成果によっては当初の卒業見込み以上に時間がかかることがよくあります。また卒業条件は、必要な単位を取得するだけではなく、指導教官の意向にかなり左右されます(論文をX本提出する必要がある等)。そのため、大学院及び研究室を選ぶ際にどのような条件で卒業できるかを、希望の指導教官とよく確認しておきましょう。

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