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Cover letterの作り方

 

このページでは、日本人に馴染みの薄いCover letterについて紹介します。

 

Cover letterとは、仕事に応募する際に提出する書類の一つで、箇条書きではなく物語調で自分がいかに良い候補者であるのかをアピールする役割を果たします。

具体的には、自分がどのようなスキルを持っており、どのようにその役職に適しているのかを述べる他、そのポジションに応募するに当たりどれほどの熱意を持っているか等をアピールします。

 

また以下のようにも捉えられます。

 

”If the summary of qualifications on your resume acts as an Abstract, then your cover letter is akin to the Discussion, where you lay out how the reader should interpret your resume, and how your skills make you a great fit for the job.”(スタンフォード大学のキャリアセンター)

 

つまり、resumeが論文の要旨に該当し、cover letterは自分のresumeをどう解釈してほしいか、なぜこのresumeを持つ自分がその仕事に適しているのかについて議論するDiscussionに相当するとのことです。

 

したがって、応募する仕事に応じて内容を変えなくてはなりません。またcover letterでは、文章を書く能力も評価されると考えていいでしょう。


 

内容

Cover letterは一般的に大きく3つのパラグラフ(段落)から構成され、全体として1ページ以内にまとめます。

 

第1段落:Who are you and what do you want? 

どの職に応募しているのか、どこでその求人を見たのか、もし紹介されたのであれば誰からの紹介なのかを書き、手短に自己紹介をします。他にはいつ卒業し、どのようなトピックで卒論を書いたのか、指導教官は誰だったのかなども含めると良いです。

 

第2段落:Why are you a good candidate? 

この段落は複数の段落に分けて書かれることも多いです。この段落では主になぜ自分が素晴らしい候補者であるのかをアピールします。この際、常にaction verb(リンクto Resume)を用いましょう。

また、どれだけ自分に応募している職に関する知識やスキル、及び経験があるか等もアピールします。ただしresumeに書いてあることと重複しないようにしましょう。また、自分のモチベーションや情熱、キャリアゴールなどの、resumeで書くことができないことも、ここで書きます。

また、もしResumeに不安点がある場合(長く雇用されていない期間がある等)、ここで説明をしても良いです。

第3段落:Closing paragraph

この段落では、どの連絡手段が一番都合が良いのかや、もし質問があれば進んで答えますという趣旨の文に加え、インタビューしてほしいという熱意を再度伝えます。

また直近で学会等に出席し、会社の人と出会う機会がある場合は、ここにその予定を書いて個別面談をしたいという旨を伝えても構いません。

最終段落は長くなりすぎないようにしましょう。

 

 

参考

 

 

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