応募から採用の流れ
日本国外で学位を取得または少なくとも海外留学経験を積んだ学生が、日本企業に就職するためには、どのような応募・採用過程をたどることになるのでしょうか?このページでは、その一般的な流れをご紹介します。
1. 通常の本採用過程
卒業する課程や時期にもよりますが、アメリカ大学院博士課程で5月に卒業する学生の場合、卒業の1年半ほど前の秋ごろから各会社の就活生用サイトもしくは民間の就活用サイトからプレエントリー及び本エントリーを行います。博士号を取得する学生をターゲットにしている会社の中には、通常の学部生用の就活が始まる(4月)の半年前にエントリーを開始するところがあるためです。
参照:就活前に準備することのタイムライン参照
博士課程を卒業してすぐに就職する場合、新卒として応募するのが基本ですが、中には中途採用として採用する会社もあります(参考)。特に博士課程卒業予定者やポスドクに関しては、エントリー時期や既卒新卒の枠組みなどはそれぞれの企業によっても異なるので、各企業に問い合わせる方が無難です。
エントリー後は、ウェブテストや、オンライン及び実地での面接等を順次行い、最終面接を経て内定となります。ただし選考過程は企業によって異なるので、各企業のHP等で詳細を確認する必要があります。
2. ボストンキャリアフォーラムでの選考過程
ボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ、BCF)とは、200社を超える企業が以下の条件を満たす学生をリクルートしに集まる大規模なイベントです。ボスキャリを通してフルタイムの就職先を見つけることもできますが、インターンシップや単純に企業研究を目的として参加するのも可能です。
参加条件は(ボストンキャリアフォーラム2020、参加対象者より):
日本語力、英語力共に少なくとも初級レベルをお持ちの方で以下のいずれかの条件を満たす方
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日本国外の大学の学士又はそれ以上(修士、博士等)の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
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1年以上の交換留学経験をお持ちの方で日本の学士又はそれ以上の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
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留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方
また、応募過程の簡単な流れは以下のようになります:
1. ボスキャリのサイトを通じてイベントの参加登録を済ます(当日現地での登録も可能)。
2. CFNレジュメの作成と各企業への応募
3. 企業からの質問への回答や面接動画のアップロード、オンライン面接
4. 現地での面接
詳しい応募過程については、ボスキャリのウェブサイトを参考にしてください。
グローバル人材を求める日本企業が集まるキャリアフォーラムは、ボストンに限らず、ロサンゼルス、イギリス、シンガポール、東京…と世界各国で行われています。キャリアフォーラムのメインページから開催場所を確認してください。