TOEFLについて
1. 概要
TOEFL はTest of English as a Foreign Languageの略で、世界的に用いられている英語力検定試験です。TOEFLには、iBTとPBTという2種類があります。
iBT: Internet-based testの略で、パソコンを用いてテストを受けます。
PBT: Paper-based testの略で、紙面のテストをマークシートを用いて解答します。iBTを受験することができない限られた地域のみで受験可能であるため、ほとんどの受験生はiBTを受験することになります。
両試験はETSという会社により提供されており、試験の予約、結果の確認、スコアのを送付送るのも全てETSのウェブサイトから行うことができます。
TOEFL iBTは、Reading, Listening, Speaking, そしてWritingの4つのセクションからなります。ReadingとListeningの順に試験を終えたのち、10分間の休憩時間を挟み、SpeakingとWritingの試験を受けます。
2. 受験料
受験料は国により異なり、日本で受験する場合235ドルです (2017年6月現在)。上記のウェブサイトからクレジットカードやPaypalを通して支払うことができます。ちなみにアメリカで受ける場合は、ほとんどの地域で195ドルです。受験料は変更されることがあるため、各自確認しましょう。
3. スコアの送付
TOEFLのスコアは、ETSから直接、志望する大学院に送られなければなりません。TOEFL受験当日もしくは前日までにスコアを送付する大学院を登録すると、4校まで無料で送ることができます。しかし、テスト後に登録する場合、もしくは5校以上登録する場合は、1校につき20ドルかかります。また、送付には4~7営業日が必要なので、時間に余裕を持って送付の手続きを行うことが大事です。
4. 試験時間
Reading: 60-80分
Listening: 60-90分
Speaking: 20分
Writing: 50分
ReadingとListeningの試験時間が変動しているのは、このどちらかのセクションにおいてスコアに加算されない問題が出されるためです。この問題は、受験生の間で公平性を保つために使用されているようです。
5. テスト内容
以下に、TOEFLのテスト内容について、ETSのウェブサイトを参考にまとめます。
Reading
様々な分野の長文を3~4つ読み、関連した問題に解答します。1つの長文あたり、約20分かけて解答するように時間配分されています。
Listening
大学での講義、クラスルーム内でのディスカッションや会話を聞き、それに関連した問題に解答します。一つの対話に対して、複数の問題が出題されます。
Speaking
簡単な質問に対しての意見を述べる問題、出題された短文と会話/講義を聞いて質問に解答する問題、またリスニングした内容をまとめるような問題があります。全6問。
Writing
Integrated writingとIndependent writingの2問が出題されます。Integrated writingでは、3分間一つの文章を読み、これに関連した講義を聞きます。文章と講義の双方をまとめながら、与えられた問題に20分間で解答することになります。Independent writingでは、与えられた問に対して、30分間で意見をまとめ、解答します。
6. テスト受講日について
基本的には、当日の諸注意が書いたメールを熟読の上、時間に余裕を持って会場に向かうことが大事です。以下のETSのウェブサイトに、試験当日の流れをまとめたビデオがあるため、参考にすると良いでしょう。
7. スコア
各セクションは0から30点で採点され、120点満点です。ETSのウェブサイトにSpeakingとWritingセクションがどのように採点されるか明記したPDFファイルがあるため、参考にすると良いでしょう。
受験日より約10日後に、スコアがウェブサイトに公開されます。また、その約3日後 には、PDF化されたスコアをダウンロードすることができます。また受験日より約13日後 に、登録した住所に印刷された公式スコアが郵送されます(郵送希望者のみ)。
(2017年6月現在)