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​先生との連絡方法

大学院に合格するには、希望する研究室の先生と連絡を取ることが必要です。このセクションでは、どのように先生を見つけるか、またその先生とどのように連絡を取ると良いかを記載します。

 

1. 先生の見つけ方

  • 論文: 興味のある研究分野の学術論文を読み、その著者から探す。

  • 大学: ランキング、または希望する地域の大学リスト等から大学名を調べ、一つ一つウェブサイトを見ていく。ウェブサイトから研究内容を調べ、先生を探す。

  • 紹介: 知り合いの先生等から紹介をしてもらう。この手段はかなり有効です。

 

2. 連絡の取り方

1) メール

電子メールによるやりとりが最も一般的であり、効果的です。ただし、先生方は毎日膨大な量のメールを処理しているため、件名、内容共に用件がわかりやすいものにしましょう。参考までに、メール内容の一例を以下に記載します。

件名: [PhD Program Applicant] Inquiry about ...

 

Dear Professor. ___ ,

 

  • 自分の名前

  • 所属(現在学部、修士過程、博士課程等の何年目なのか)

  • メールの目的(〜年の秋/春学期より、修士課程/博士課程入学を希望している、あなたの研究室に興味がある、質問がしたいという旨)

  • 私が入学する年に新しい学生を受け入れる意思があるか。時に研究費用がない/近々退職するから、新しい学生は取らないと言われることがあるため、確認することが好ましい。

  • 新しい学生がするかもしれない研究テーマはどういったものか。

  • 自身の興味がある研究ができるか否か。

  • 実際に話すことができるか。

 

以上のような質問が一般的ですが、この限りではありません。

メールでのやりとりに加えて、必要であればSkype等での通話をお願いしても良いかもしれません。

 

先生方はかなり忙しいため、返信が返ってこないことも多々あります。そこで返信が来なくても落ち込まず、数週間後に再度送りましょう。

 

返信率を上げるコツを以下に記載します。

  • 共通の知り合いがいれば、そのことをメールの始めに強調する。

例:「〜先生に紹介された、<自分の名前>です。」

  • 奨学金を受けることが出来るのであれば、そのことをメールの始めの方で強調する。

例: 「大学院に受かった場合、OO奨学金を受けられることが決まっています。この奨学金は授業料、生活費...をカバーします。」

 

また、メールにCVを添付しましょう。この際、大学のメールアカウントを使って送信する方が、スパムメールとして弾かれにくいです。

 

 

2) 実際に会う

必須ではありませんが、メール等の手段によりアポイントメントをとり、実際に先生に会いに行くのも良いでしょう。この方法の利点は、実際に研究室を見学させてもらい、先生や研究室のメンバーと交流することで、研究室の雰囲気を感じられることと、先生に自分を印象づけられることです。

実例 1 (長谷川)

出願年の夏から秋にかけて、進学を希望する研究室の先生にメールを送った。わかりやすく簡潔な件名と内容を心がけたからか、ほぼ全部返信が返ってきた。コネがあれば、必ずメールの初めの方に明記した。また、メールにはCVを添付した。

中には、私の希望する研究をもう行っていない言われたり、先生が高齢のため新規の学生を受け入れないと言われることがあった。私の大学のFood Science departmentの場合、先生に連絡を取ることは必要だが、入学後に研究室のローテーションをしてからでないと、研究室に配属されない。そのため、入学前に連絡を取った先生の研究室に配属されるとは限らない。

 

 

実例 2 (種田)

出願年の夏ごろ、出願する大学の先生方に研究内容や教育方針に関する質問のメールを送った。返信がなければ、1、2週間後に再びメールを送った。メールにはCVを添付し、自分の興味や情熱が簡潔に伝わるような文面を考えた。先方からの返信があればすぐに返信し、より具体的な質問を聞いた。共通の知り合いがいる旨、もしくは奨学金がある旨を書くとメールの返信率が上がるという印象がある。 

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