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求職案件(Job description)をみるときに、何を注意するか

 

このページには、Job descriptionとよばれる求職案件を読む際に、どのような点について特に意識して読むと良いかまとめました。

1. Responsibility

アメリカでは、仕事のポジションごとに即戦力として雇用されます。そこで自分の持つスキルや経験が、期待されている仕事内容や仕事形態(Responsibility)をこなすことが出来るのか、よく見極めます。

2. Qualification

Qualificationには、具体的に以下の様な点が挙げられます:

  • どんな技術をもつ人材が求められているか (Required skills)

  • どの分野の、どの学位(学士号、修士号、博士号)が必要なのか (Required field and education level)

  • 必要な免許等 (Required certificates or licenses)

  • どれくらいの就業経験が必要なのか (Work experience)

 

ちなみにQualificationに関して、求職案件に書いてある全てのスキルを持っていなくても、本当に働きたい会社・ポジションであれば、どんどん応募してみると良いようです。最低でも掲載されている6割程度のスキルを持っていることが望ましいですが、その時に応募した人数が少ない、他の応募者があまり芳しくない、緊急を要している等、条件がうまく合えば、雇用されることもある様です。

3. 求職案件がポストされてからの日数

30日以上経っていると、ある程度会社内の選考が進んでしまっていると思われるため、避けるのが賢明です。

4. 会社の概要

どのような会社が良いかは、人それぞれ異なりますが、自分の働きたい事業形態であるのか、勤務地はどこか、会社の大きさ(雇用人数)はどれくらいなのか、ワークライフバランスはどのようなものか…

自分に合う会社はどんなものかをリストアップして、それに当てはまる会社なのか考えながら読み進めると良いでしょう。
 

5. 就業ビザのサポートをしてくれるかどうか

アメリカの市民権やグリーンカードを持たない外国人の場合、アメリカで働くにはOPT (Optional Practical training) またはH1Bビザという就業ビザが必要になります。

 

そこで求職案件から、その企業が就業ビザのサポートをしてくれるのかどうかを読み取ることが大事です。

サポートをしないと明記している例は、以下のように書かれている案件です:

X (company) does not offer employment visa sponsorships upon hire or in the future.

しかし、このようなビザについての詳細を明記していない求職案件も多々あります。記述がないときは、採用の過程のどこかで必ず確認することが必要です。

 

また参考までに、過去にH1Bビザのサポートをした実績があるかどうかを調べておくことをお勧めします。その情報収集に役立つウェブサイトに、My Visa Jobs があります。

My Visa Jobsでは、企業名で検索をかけ、その企業の特定のJob titleにおける過去のH1Bビザサポート実績(ビザ申請の合計数に対して、何件落選・当選したか)を見ることができます。

 

 

 

H1B就業ビザ以外のビザの情報も掲載されている。

 

Amazonで試しに検索をしてみたところ、以下の結果が出ました。例えば、2019年内にある特定のJob titleにつく人材に対してのH1Bビザサポートを、6件成功させたことがわかります。

 

つまり、Amazonはこのポジションに応募してくる外国人に対してH1Bビザサポートを例年行なっていることがわかり、自分が就職しH1Bに応募する際もサポートをしてくれる可能性が高いとわかります。

もちろん過去に実績がなくても、サポートに乗り出してくれる企業もありますから、参考までに留めておくほうがいいでしょう。


6. 給与額・保険・手当

実際に働くかどうか決めるときには、給与額、保険・手当の内容にも気を配りたいです。給与額は言わずもがなですが、同様にとても大事な点として保険や手当(”Benefit”)の内容も気を付けましょう。というのも、アメリカには日本のような国民健康保険がなく、大抵の人は雇用先の保険を利用しているためです(自分で保険会社と契約をする人もいる)。

 

具体的に気を付ける点としては、いつ保険がおりるのか(会社によってはある一定期間働かないと保険がおりない所もある)、有給休暇はどれくらい取れるのか、保険の適用範囲はどんなものか(歯医者、眼科、精神科…全てに適用されるのか)... といった点です。

 

ちなみにMonsterという職業検索サイト等には”Salary Tools”という機能があり、興味のある職種が給与を平均的に得ているのかを調べることができます。

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